『自己肯定感の教科書』は子育て本ではありません。でも、自己肯定感は子供に連鎖するためお母さんにこの本はおすすめしたい!特にシングルマザーの自己肯定感の低くなりがち。子育てのキーワードは、【自己肯定感】、それなら是非読んでみてほしい一冊です。
こんにちは、たすほです。
突然ですが、子供にどう育ててほしいっていう願いはありますか。
私は≪自己肯定感の高い子≫に育ってほしいと思っています。
自己肯定感は、自分のありのままの姿に満足して受け入れられることで、人生を生き抜いていく上で大切なエネルギー源になります。
今思い返すと元夫は自己肯定感がとても低かったような気がします。
- 新しいことに挑戦できない、よくいえば慎重派なのですが、行動力がなく消極的になってしまう
- 周囲の人からの発言をマイナスに捉えやすく、少しでも否定的なことを言われるとめげてしまう
などなど。
自己肯定感が低いと、
自分はなんてダメなんだ
やっても無駄…
とネガティブな気持ちが強くなり、生きにくくなってしまいます。
いつも気になっていた言葉なので、『自己肯定感…』というタイトルにつられて『自己肯定感の教科書』(Amazon)という本を買ってみました。
子供の自己肯定感を上げるための子育て本かと思っていましたが、自分の自己肯定感をどう上げていくかという本でした。
でも、自分の自己肯定感を上げることが、子供の自己肯定感を上げることにもつながる、という話もかかれています。
子育てをする上でも読んでおいて損はない1冊です。
どんな本
- なんだか最近うまくいかないことが多い…
- なんか変だなという違和感…
- 自分に自信が持てない…
こんなことありませんか。
もしかしたら自己肯定感が下がっているのかもしれません。
自己肯定感が上がれば、考え方、物事の取り組み方が変わり、行動の結果も変わってきます。
自己肯定感は高い方がいいに決まってる!
じゃあどうすれば自己肯定感があがるの?って思いますよね。
自己肯定感を上げよう!と思ってはいけません。上げよう上げようと思うと逆効果。
この本は自分の自己肯定感の状況を把握し、自己肯定感が高まる方法が具体的に書かれています。
どんな著者さん?
この本の著者は、中島輝(なかじまてる)さんという心理カウンセラーさんです。
里親の夜逃げ、巨額の借金といった大変な出来事を経験し、双極性障害、パニック障害、潰瘍性大腸炎、過呼吸などなど精神的にも身体的にも苦しみ、10年にわたる引きこもりにもなります。
追い詰められた精神状況の中、独学で学んだセラピー・カウンセリング・コーチングを実践し、自身の苦難を克服。
30年間の実体験と独学で習得した技法を使ったカウンセリングとコーチングを行ってきました。
その結果「奇跡の心理カウンセラー」と呼ばれるまでになったそう。
自分が辛い体験をし、自己肯定感も下がっていた経験があったからこそ、この『自己肯定感の教科書』を書かれたのだと思います。
『自己肯定感の教科書』 心にの残った言葉
「自己肯定感は揺れ動く」
自己肯定感が高い人と低い人がいて、それが徐々に上がっていったり下がっていったりすることはあってもそんなにしょっちゅう上下するものではないと思っていました。
けれど、
自己肯定感はあなたを取り巻く環境によって高くもなり、低くもなります
「自己肯定感は揺れ動くものである」と知り、「今、自分の自己肯定感はどういう状態にあるのか」を意識することで、どんな状況下でも自分をフラットな状態に戻すことができます。
ー『自己肯定感の教科書』より抜粋
と書かれています。
著書の中に自分の自己肯定感が今どうなっているのかというチェックシートがあります。
最初に本を読んだときは、
『私の自己肯定感結構高い!?
読む必要ないじゃない!?』
と思いましたが、読んでいる途中にへこむ出来事がありもう一度チェックしてみるとに下がっていることがわかりました。
自己肯定感は変化するというのは本当だなと実感しました。
自己肯定感が下がっている時は、物事をマイナスに受け止めやすくなります。
それが自己肯定感が下がっているからだと考えられれば、心が楽になり、マイナスがマイナスを呼ぶマイナスのループは防ぎやすくなるはずです。
まずは、自己肯定感が揺れ動くことを知って自分がどんな状態にいるのかを知る。
そのことが自己肯定感を下げない第一歩になると思います。
「自己肯定感の低さは、世代間をまたいで連鎖」
これはドキッとする言葉でした。
親子の関係性のなかでは、お母さんの自己肯定感が低くなっていると、子供の自己肯定感は弱くなっていきます。
子供は自然と「お母さんがやっていることを真似しよう」とし、その結果、自己肯定感の低さも学んでしまうのです。
ー『自己肯定感の教科書』より抜粋
著書の中には自己肯定感が下がってしまっているケースがいくつか挙げられています。
その中の一つに、シングルマザーで忙しく働いており、子育てがうまくいかず自分が情けないと感じている事例があります。
このケースは、〇〇せねば、〇〇するべきという思考に捉われてしまっていた結果、できていないというネガティブな側面に目が行ってしまい自己肯定感が下がってしまっていました。
著書には、ケースごとに対策も書かれています。
この場合は、無意識のうちに発していた否定的な言葉を肯定的に変えていくことが有効でした。
- 私がもっとああしておけば、離婚しないですんだかも…
- 父親がいないから子供が寂しい思いをしているかも…
- シングルインカムで収入も十分でないから、子供に我慢させてしまっているかも…
などなど。
シングルマザーは、自己肯定感が下がりやすい状況にあると思います。
それでも、子供の自己肯定感を上げたいと思ったらまず自分自身の自己肯定感をあげていかないといけませんね。
著書には様々な自己肯定感を自然に高める方法が書かれています。
自分に合う方法がきっと合うと思います。
「自己肯定感の高め方は2つある」
自己肯定感が上がる方法が紹介されているとお話しましたが、その方法には、
パッと上がる即効性のあるもの
じわじわ高まる持続性のあるもの
という2種類があります。
1つ目の即効性のあるものについてはこう説明されています。
本書ではそんな「自己肯定感が一瞬でパッと高まる方法」を24個紹介します。どれも今すぐ簡単にできるものばかりですが、驚くほどの効果があります。なぜ効果があるのか解説もありますから、ぜひ納得のうえ生活のなかにとり入れてみてください。
ー『自己肯定感の教科書』より抜粋
私が実践しているのは、朝起きたらまず、両手を上げてやった~!というポーズをとること。
本当に簡単です。
それでも、1日をポジティブな気持ちでスタートできるようになりました。
ただ、この即効性のあるものは、持続性がありません。
しなやかなブレない軸を作り、自己肯定感を強くする「じわじわと自己肯定感を強くしていく持続型のトレーニング」です。
ー『自己肯定感の教科書』より抜粋
持続性のある方法は、3ステップ3種類の方法が紹介されていますが結果がでるまで少し時間がかかります。
筋トレなどでもそうですが、効果が感じられないものってなかなか継続が難しいですよね。
ですので、まず即効性のあるもので自己肯定感を高めておくことで持続型の方法を実践する準備を整える。
そのため、2つの方法を組み合わせていくことが大切です。
まとめ
子供の自己肯定感を高めたいなら、まず自分の自己肯定感を高める。
そのためにはチェックシートで自分の状態を把握し、即効型、持続型の方法を組み合わせて自己肯定感を上げていく。
『自己肯定感の教科書』(Amazon)には、その方法がわかりやすく書かれています。
「自分は何があっても大丈夫」そんな輝きがずっと続きますように
ー『自己肯定感の教科書』より抜粋
子供も自分もそんな気持ちを持ち続けていけるよう、この本は手元において何度も読み返していきたいと思っています。