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海外でも離婚!手続を進めるための海外の弁護士からのアドバイス

おはようございます、たすほです。

先日もお伝えしたように日本での離婚は成立しました。
元夫に離婚届にサインして郵送してもらい、私の記入後に区役所に提出したので協議離婚という形です。

元夫の国にも婚姻記録はあるので、今後どうしたらいいか日本の弁護士さんを通じてあちらの国の弁護士さんに確認してもらっていました。
先日その返答がきましたのでそのお話です。

 

日本の協議離婚が認められるのか?

日本の弁護士さんは『協議離婚ではあちらの国で離婚と認められないのでは?』という見解でした。

しかし、今回の返答では、judicial(裁判上)だけでなく、other proceedings(他の手続き)でも認められる』ということが書かれていました。
そうだとすると日本の協議離婚が認められる可能性はゼロではありません

ただ、元夫がいうように離婚受理証明(あるいは離婚記載のある戸籍)を示すだけでよいのか、何か別途承認手続きが必要なのかまでは今回の返答では得られませんでした。

 

元夫の国で離婚手続きしないことのリスクは?

離婚手続を進めないことの私のリスクは特にないだろうということでした。

しかし、日本でも調停を通して離婚しておけば、その離婚調書によりあちらの国の裁判所でも離婚が認められるので、親権に関してはミラー・オーダーをしておくとより安心だと。
ミラー・オーダーとは2国間の家族事案に特有の概念だそうです。
難しい概念だそうですが、今回言われたのは、たとえば日本の調停手続きにおいて、子の親権や面会交流の内容などについて定め、それを丸写しする(ミラー)内容のオーダーを向こうの裁判所でももらっておく、ただし向こうの裁判所での手続きは日本の内容を写すだけの手続きなので手間がかかるものではない、ということになります。

調停でそういうことをしっかり決めておけば、話は簡単だったのでしょう。(先方に来日してもらって調停に出席してもらうという難しさはありますが)
ですが、調停はもちろん、2人の間でも何の取り決めもしていないので、残念ながら私たちの件でミラー・オーダーは使えません。

 

離婚手続きにかかる費用は?

具体的な費用の算出は事情によるので難しいという返答でした。
ただ、条件面で全て折り合っていて、離婚手続きそのものだけなら約34万円ということ。(タイムチャージが1時間9万円の弁護士さんです。自分でI'm very expensive!と言っていたそう😵)
単純計算すると4時間弱の仕事量です。
ごい世界ですね・・・

同じ事務所の研修生だと1時間3万円ということなので、10万円ちょっとで済むのかなと思います。
条件が折り合っていれば、料金の高い有能な方である必要もないですよね。

でも、財産分与や子供の親権で折り合えないで、そこのところから弁護士さんをいれると金額が天井知らずになってしまいます。なので、費用をできるだけ低く抑えるには、なるべく条件面は2人の間で話し合って、折り合いをつけてから、弁護士さんにお願いすることが大切です。

 

まとめ

今回は、お願いしている日本の弁護士さんがつてを頼って、向こうの弁護士さんに無料で問い合わせをしてくださった結果の回答です。
充分な回答とは言えないですが、無料の範囲ということで仕方がないですね。
個別の案件についての具体的な問い合わせは、今後正式に契約をし、料金が発生することとなります。

このままでも私にとって今のところ問題はないですが、自分の婚姻記録が残ったままではすっきりしないので、解決したいという思いはあります。
ただ、今の状態で向こうの弁護士さんにお願いすることは、費用の面で無謀すぎます。

日本の弁護士さんとも相談したのですが、まず「なぜ元夫が自分の国で離婚手続きを進めないのか」そのところを確認して今後の方向性を検討していきたいと思います。
再婚ってことになったら困るのは本人だと思うのですが・・・)

来月、来日予定なので、まずはその機会に確認してみます。

今日もご訪問いただき、ありがとうございました。

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