こんにちは、たすほです。
(本当はもっと前にアップしようとしていたのですが、先延ばしになっていました。
ようやく最後まで書けました…)
看護学校2年生後半から始まる領域別看護学実習・統合実習。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、実習が延期になったこともあり、いつもより遅く12月にようやく終わりました。
約1年にわたって、コンスタントに続く実習…
正直、つらかったです…
何がつらいって記録物が終わらないこと。
実習開始当初はリズムがつかめず苦労しましたが、実習を進めるにつれて、記録物との付き合い方もわかってきました。
特に、これを見ればわかる!っていう本がわかってきてからは、少し楽になりました。
(それでも大変でしたが…)
今回は、実習の助けになった本5冊をご紹介したいと思います。
実習に必要な基本的な知識を確認できる本
『看護学生クイックノート (照林社)』
病院実習の必需品でした。
実習中に必要となる基本的な内容がコンパクトに収まっている1柵です。
- 解剖生理
- 観察・アセスメントに欠かせない基準値やスケール
- 看護技術に必要な数値類
- 検査値データ
- 看護の現場でよく聞く言葉
- 略語一覧
が載っています。
ポケットに入れておけるサイズなので、実習中にも持ち歩いてささっと確認できます。
付箋で追記しながら活用していました。
これがなければ、必要となりそうな資料をコピーしたり、書き出したり大変だったと思います。
これのおかげで翌日の準備が楽になりました。
母性や小児についても分娩の経過や小児のバイタルサイン等が載っているので、領域別実習通じて使える1冊です。
病態理解に使える本
『病気がみえるシリーズ (メディックメディア)』
この「病気がみえる」シリーズは病態理解によく使いました。
解剖生理などの基礎から病態生理・治療までイラスト・写真・図表・グラフなど多彩なビジュアル資料でわかりやすくみえる化されています。
ただし、この本は看護学生向けではなく、医師・薬剤師・コメディカルなどチーム医療に関わる職種の共通テキストという位置づけです。
なので、看護ケアに関するものは書かれていませんが、病態を理解するためにはとても役立つ本でした。
診療科ごとに本がわかれていて、1冊4000円前後するので、これを個人で揃えるにはちょっと大変。
学校の図書室にあったので、受け持ち患者さんの疾患がわかってから必要な部分をチェックするようにしていました。
ここでは2つ挙げましたが、他の科の本もあります。
私は図書室にお世話になりましたが、興味のある分野は購入しているクラスメイトもいました。
手元において、じっくり読むととても勉強になると思います。
全体関連図の作成に使える本
『エビデンスに基づく疾患別看護ケア関連図 (中央法規出版)』
たくさんある看護実習中の課題の中で、全体関連図の作成は特に時間がかかる部分でした。
でも、看護過程を展開するうえで患者さんの全体像を理解するためには大切。
- 患者さんの背景にあること
- 実際に生じていること
- 今後生じると予測されること
が整理して書けると必要な援助がわかりやすいです。
でも1から全部自分で作るのは大変。
というか無理です。
ベースとなる関連図は絶対必要!
この関連図の本は、疾患ごとに誘因・原因から病態生理学的変化、看護ケアまでが細かく図式化されています。
対象の疾患はそこまで多くないですが、代表的な疾患が取り上げられています。
先輩にお勧めされて使い始めました。
たしかに私が見た中で一番わかりやすい関連図が書かれていて、参考にすることが多かった本です。
本当に助かりました。
看護の全体像をつかむのに使える本
『疾患別看護過程の展開 (学研メディカル秀潤社)』
臨床で多くみられる主要疾患の看護過程が展開されています。
- アセスメントの視点
- 看護上の問題(看護診断)
- 患者の目標
を考える上での道筋がコンパクトに、ポイントを絞って書かれています。
全体の流れ、看護の全体像をつかむのに役立ちました。
疾患についても書かれていますが、病態理解については足りない部分もあったので、前にあげた「病気がみえる」シリーズも一緒に使っていました。
代表的な看護診断については看護計画(OTE)とその根拠まで書かれており、実習中参考にできる部分が多かったです。
ちょっとお値段は張りますが、買う価値ありの1冊です。
急性期・周手術期実習で使える本
『周術期看護ぜんぶガイド (プチナース) (照林社)』
展開が早く日々、観察点が変わっていく周手術期(急性期)実習。
日々の経過についていくのが本当に大変でした。
この本は術前から術後まで観察点や必要なケア、知識、アセスメント視点が日単位で載っています。
イラストや写真が多くて視覚的にわかりやすいし、根拠も書かれているので急性期実習中は毎日活用していました。
周手術期実習に必須の1冊です!
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30代後半の私も申し込みできました♪
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最後に
看護学生には欠かせない、でも一番辛い病院実習を乗り越えるために役立った本5種類をご紹介しました。
自分の知識だけではどうやったって十分ではないので、どこの何を参考にすればよいのかわかってくると少し楽になってくると思います。
どの実習も大変でしたが、振り返ると実習での経験はとても思い出深いです。
頑張って勉強した部分はのちのちの国家試験にも役立ちました。
実習中の勉強のコツ、乗り越え方のコツの1つとして参考にしていただけると嬉しいです。