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看護師が転職で失敗しないためにやるべき3つの準備|子育てしながらでもあきらめない

他の職種に比べて看護師の転職率は高く、転職は珍しいことではありません。
でも、実際に転職してみた同僚から「思ってたのと違った」という話も聞きます。

私自身も、夜勤ありの病棟から夜勤なしの手術室へ転職した経験があります。
結果的には満足のいく転職になりましたが、情報収集の段階で何度も悩み、失敗しそうになった瞬間もありました。

ママナースはただでさえ仕事で忙しいところに、子育てもあり転職活動に使える時間が限られています。
そんな中で、どれだけ効率よく情報を集め、面接で自分の希望を正しく伝えられるかが成功の鍵です。

この記事では、私の実体験をもとに、看護師が転職で失敗しないためにやるべき3つの準備を紹介します。
「子育て中でもできる」「無理せず進められる」準備のポイントを、具体的にまとめました。

①自分が転職したい理由を“言語化”する

転職を考えるとき、まずやるべきなのが「転職したい理由を明確にすること」です。

今まで同僚で『転職しなきゃよかった…』って言っていた失敗したパターンは、「なんとなく今の職場が合わない」「夜勤がつらい」「忙しすぎる」といった漠然とした理由のまま転職してしまうケースでした。
この状態で新しい職場を選ぶと、結局また同じ理由で辞めたくなってしまいます。

私の場合、「子供との時間を増やしたい」「夜勤をなくしたい」という明確な目的がありました。
その上で、給与・休み・通勤距離などの条件をリスト化して整理しました。

転職活動を始める前に、次の3点を紙に書き出すことをおすすめします。

  1. 今の職場で不満に感じていること
  2. 転職で改善したいこと
  3. 絶対に譲れない条件

この3つを整理すると、自分に合う職場がどんな環境なのかが見えてきます。
「目的を言語化する」ことは、転職で失敗しないための最初の一歩です。

②忙しい中でもできる情報収集のコツ

転職で最も大切なのは情報収集です。
求人票だけを見て判断すると、働き始めてから「思っていたのと違う」と感じることがあります。

ただし、子育て中の看護師は、まとまった時間を取るのが難しいのも事実。
私も保育園の送迎や家事に追われ、スマホで求人をチェックするのが精一杯の日々でした。

そんな中で効果的だったのが、「スキマ時間を活用した情報収集」です。

例えば、

  • 朝の通勤中に求人アプリで新着チェック
  • 子供の寝かしつけ後に転職サイトの口コミを閲覧
  • 休日に30分だけ時間を決めて情報整理

といった形で、小さな時間でもコツコツ続けることで全体像がつかめてきます。

また、転職エージェントを利用すると、忙しい中でも最新の求人情報をまとめて送ってもらえます。
条件を伝えておけば、自分で探さなくても候補をピックアップしてくれるため、時間の節約になります。

情報収集でチェックしておきたいポイントは以下の5つです。

  • 残業状況
  • 有給の取りやすさ
  • ママナースの割合
  • 夜勤・オンコールの有無
  • 職場の雰囲気

実際に働くスタッフの口コミを確認できるサイトも活用すると、より現実的な情報が得られます。

③面接で“家庭と両立”をどう伝えるかが鍵

子育て中の看護師が転職する際に最も悩むのが、面接で「家庭との両立」をどう話すかです。
あまり家庭の事情を前面に出すと採用がためらわれてしまうリスクがあります。

私も転職活動でこの点に非常に悩みました。
しかし、結果的にうまくいったのは、「制限を伝える」よりも「働ける範囲を明確に伝える」方法でした。

例えば、
「子供が小さいため、夜勤は当面難しいですが、日勤の中でチームに貢献できるよう努力します。」
「急な呼び出しがある際は、家族と協力体制を整えています。」

このように伝えることで、前向きな印象になったのではないかと思っています。

実際の状況を隠したままでは、働き出してから自分にとっても職場にとってもミスマッチが生じてしまいます。

家庭の事情を隠す必要はありません。
正直に伝えた上で、できる範囲での貢献姿勢を示すことがポイントです。

転職エージェントにサポートしてもらうコツ

転職活動を進める中で、「ひとりで全部やるのは難しい」と感じる場面がたくさんありました。
そんな時、力になってくれたのが転職エージェントの存在です。

私は最初、登録することに少し抵抗がありました。
「しつこく求人を勧められたらどうしよう」と不安もありましたが、実際に使ってみると、想像以上にサポートしてもらえる存在でした。

働きながら求人探し・面接準備・日程調整をすべて自分で行うのは大きな負担です。
エージェントはそうした手続きを代わりに進めてくれたり、相談に乗ってくれたり。
もし一人でやっていたら転職までなかなかいきつかなったと思います。

私が実際に使ってみて「ここが助かった」と感じたポイントを3つ紹介します。

  1. 希望条件を丁寧に聞き取ってくれる
    初回のヒアリングでは、「夜勤なしで働ける職場を探したい」「子供の体調不良時にもお休みをもらえる場所が理想」と正直に伝えました。
    エージェントの担当者は、それをもとに複数の候補を探してくれました。
    自分では見つけられなかった非公開求人も多く、本当に助かりました。
  2. 履歴書や面接のサポートが心強い
    看護師として特別なスキルもなく、家庭の事情としては不利な面もあり、それをどう伝えるか悩んでいた私に、履歴書の書き方や面接での伝え方を具体的にアドバイスしてくれました。
    「家庭の事情を正直に話しても大丈夫ですよ」「こういう表現にすると前向きに伝わります」と、細かくサポートしてもらえたことで、自信を持って面接に臨めました。
  3. スケジュール調整や条件確認を任せられる
    面接日程の調整や、内定後の条件確認も代わりに行ってくれました。
    忙しい毎日の中で大きな負担を減らすことができました。

転職活動は孤独になりがちですが、エージェントにサポートしてもらうことで、安心して前に進めました。
「誰かに支えてもらいながら進める」という姿勢が、結果的に良い転職につながったと感じています。

私は3つのサイトに登録して、2カ所を使用して面接を受けました。

複数のサイトを使うと、それぞれの担当者の視点から違った提案をもらえるので、より安心して進められました。

まとめ|準備をしっかりすれば転職は怖くない

転職で失敗する人の多くは、“勢いで決めてしまう”パターンです。
反対に、しっかり準備して臨めば、子育て中でも理想の働き方を手に入れることは十分可能です。

今回紹介したつ3の準備をもう一度整理します。

  1. 転職したい理由を言語化する
  2. 忙しい中でも情報を集める
  3. 面接で家庭と両立を前向きに伝える

どのステップも、特別なスキルは必要ありません。
限られた時間の中でも、少しずつ進めることで確実に理想の働き方へ近づけます。

でも、仕事に育児に家事にと毎日忙しい中で進めていくのは本当に大変です。
そんな時は転職エージェントさんの力を借りるのも手。
焦らず準備を重ね、自分と家族にとって無理のない働き方を見つけてくださいね。

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