広告 看護師生活

夜勤なしで年収はどれだけ下がる?看護師が転職で後悔しないためのポイント

「夜勤をやめたいけど、収入が下がるのが不安」
「夜勤手当がなくなったら生活が厳しくなるのでは?」

夜勤に疲れ、転職を考える看護師の多くが最初にぶつかるのが、この“お金の壁”ではないでしょうか?

私も以前、夜勤ありの病棟で月5〜7回夜勤をしていました。
夜勤手当は月に6万円前後あり、生活の支えになる大切な収入源でした

でも、子供との時間をなかなか持てず、体調も崩しがちになっていたため、「お金よりも生活の質を大切にしたい」と思うようになり、夜勤なしの職場へ転職しました。

心配していた収入の問題は、結果として、月収約2万円減にとどまりました。

さすがに収入キープは難しかったですが、それ以上に心と体の余裕、家族との時間、笑顔が何倍にも増えたことが大きな収穫でした。

この記事では、

  • 夜勤あり・なしの収入差の実態
  • 夜勤なしでも年収を下げずに働く方法
  • 実際に転職して感じたリアルな変化
    を紹介します。

「夜勤をやめたいけれど収入が不安」という方に読んでほしい内容です。

夜勤手当の実態|夜勤ありとなしではどれくらい差が出る?

看護師の夜勤手当は勤務形態や施設によって差がありますが、一般的には1回あたり8,000〜15,000円前後が相場と言われています。

夜勤回数を考えると夜勤手当はこんな感じじゃないでしょうか。

  • 月4回の夜勤 → 約3〜6万円
  • 月6回の夜勤 → 約5〜9万円

夜勤手当は看護師にとって確かに魅力的な収入源です。

月9万円の夜勤手当をもらっているとしたら年収にして100万円以上のダウンになる計算です。


夜勤なしでも年収を下げずに働ける職場の特徴

夜勤なしでもある程度の年収を維持できる職場には特徴があります。

基本給が高めに設定されている職場

夜勤手当がなくなる分、基本給の高さが重要になります。

美容クリニックや訪問看護ステーションなどでは、夜勤がない代わりに基本給が高めに設定されていることがあります。

また、一般的に規模が大きい病院の方が、基本給が高い傾向にあります。

夜勤で稼ぐよりも、安定した基本給をもらえる職場の方が、精神的にも安心感が得られています。

資格・スキルを評価してくれる職場

管理職やリーダー職、専門・認定看護師資格なども年収アップ要素です。

条件に当てはまる場合、資格手当があるなどそのスキルを評価してくれる職場を選ぶと、年収を維持しやすくなります。

また、美容クリニックでは、経験や技術が給与に反映されることが多いです。

病院以外でも高給与が狙える職場

夜勤なしでも比較的高収入が期待できる職場には以下のようなものがあります。

  • 訪問看護ステーション
  • 訪問診療クリニック
  • 美容クリニック
  • 検診センター
  • 企業看護師

これらの職場では、夜勤なしでも年収400万円以上を目指せる場合があります。
特に訪問看護は、需要が高く求人数も安定しており、私が転職活動をした際も場所や給与など選択肢が幅広くありました。

年収を下げない転職を成功させる5つのコツ

求人票の「基本給」を最重視する

「月給30万円」と書かれていても、内訳を見ると「基本給20万円+手当10万円」というケースは多いです。
夜勤なしの場合は手当がなくなるため、基本給の高さが年収を左右します。

複数の転職サイトで条件を比較する

転職サイトによって同じ求人でも条件が異なることがあります。
複数登録して比較することで、より良い条件の求人に出会える可能性が高くなります。

私も3つのサイトを利用して転職活動を行い、最終的に今の転職先を見つけました。
同じような勤務体系、業務内容でも給与は違うことが多く、いくら手間でも求人数は多くみた方がよいと感じています。

福利厚生や賞与など、年収全体で比較する

基本給の高さが大事なのはもちろんですが、月給だけで判断せず、賞与や残業代、交通費、住宅手当などを含めた総支給額で比較することが重要です。

特に扶養手当や住宅手当は勤務先によって差が大きい項目でした。

同じ月給でも、年間では数十万円の差が出ることがあります。

夜勤をやめて後悔しないために考えること

家庭と仕事のバランスを優先する

仕事も大事ですが、家庭との両立を意識することで、長く働き続けることができます。
無理を続けるよりも、無理をしない環境で安定して働く方が、結果的にキャリアを積み重ねやすいと感じました。

「収入」よりも「継続できる働き方」に価値を置く

短期的な収入よりも、心身の健康を保ちながら続けられる働き方の方が大切です。
長く働くほどスキルも経験も積み上がり、結果的に将来的な年収アップにつながるはずです。

夜勤なし転職の成功例(私の体験)

転職前:夜勤あり一般病棟勤務・月6回夜勤

シングルマザーとして夜勤を続けていましたが、体力的にも精神的にも限界を感じていました。

夜勤明けで数時間仮眠して、そのまま子供の用事に付き添い、夕食を作って、夜にはもうふらふら。

土日勤務のことも多く、子供とゆっくり会話する時間も限られていました。

転職後:手術室勤務・当面日勤のみ・日祝休み

希望は外来勤務でしたが、紹介されたのは手術室勤務でした。

当初は不安もありましたが、勤務は日勤のみ。

夜勤制ですが当面はなく、日祝が休み、残業する日も決まっているという条件に惹かれて転職を決めました。

子供が大きくなったら月1~2回夜勤する選択肢はあってもいいかなと思っています。

給与は約2万円減、それでも満足度は大幅アップ

夜勤手当がなくなったため給与は減りましたが、基本給と住宅手当が高くなり、減収は2万円ほどで済みました。

疲労感が減り、休日に子供と過ごせる時間が増えたことで、生活の満足度は以前よりも高くなりました。

おわりに

夜勤手当がなくなることは確かに収入面では痛手でした。
でも、その代わりに得られた「健康」「家族との時間」「心の余裕」は何よりも価値がありました。

夜勤なしでも、職場の選び方次第で年収を大きく下げずに働くことは可能です。
そして、自分らしく、笑顔で働けることが一番の幸せだと感じています。

夜勤をやめることは後ろ向きな選択ではなく、「自分の生活を大切にする前向きな決断」でした。
今の働き方に迷っている方も、自分らしいペースを取り戻す転職を考えてみてはいかがでしょうか。

-看護師生活